一貫体制|株式会社マツオ技研

模型|3D-CADによる鋳造設計、溶かした鉄がどのように流れてどのように固まっていくかを計算する鋳造方案を鋳造シミュレーションを用いて予測し評価し、設計に基づいた模型を製作します。鋳造製品の全てを見通して設計を行う必要があり最も重要な工程です。

造型|様々な条件で変化する砂の成分を目標の値にするため粒度、通気度、水分、粘土分を適度にコントロールする調砂作業を行います。基になる型に調合した砂をつき固めて、一つ一つ鋳型の状態を確認しながら中子のセットを行います。

注湯|製品に最適な原料を配合して、溶かしていきます。溶解後は材料の成分検査を行いながら最適な状態に調整。適切に温度管理を行い「素早くかつ静かに」を原則に注湯口へ注ぎ入れます。作業者の熟練度が求められる工程です。

解枠|時間をおいて固まった鋳物製品を、鋳型から取り出す工程です。金枠と砂が付いた状態の鋳型を機械で振動を与えて砂と金枠を分ける作業を行います。製品に付着している砂はきれいに落とすため、ショットブラストマシーンで無数の鋼球を当て一気に除去します。

仕上げ|製品には必要ない鋳バリや鋳造方案がついているので、ハンマーや製品に応じたグラインダーを使用して、バリやその他不要な部分を削る、切る、磨くという鋳仕上げの作業を行い製品をきれいな状態に仕上げていきます。

1次検査|仕上げ後にお客様に提供できる良品かどうか、外観・寸法など検査を行います。完成品に含まれる材料成分の分析から、強度、硬度、精度、さらには原料配合の精査まで、先端機器を用いて厳しい目チェックを行っています。

機械加工|NC旋盤やボール盤、マシニングセンター、コンターマシンなどの設備により、丁寧な機械加工を行います。NC旋盤とマシニングセンター両方の機能を併せもつ立形複合加工機でより複雑な鋳物加工も可能です。

塗装|一度に大量の製品に塗装ができるカチオン電着塗装ラインに加え、お客様のご要望に沿った、一つ一つ人の手によるエアブラシなどを使った塗装も行います。塗装の塗り残しがないよう、「素早くかつ丁寧に」作業することが求められます。

部品組立|パッキンやボルトなどを自社で調達し、一つ一つ手作業で丁寧にアッセンブリ（組み立て）を行います。

2次（最終）検査|製品がお客様のご要望の仕様通りに仕上がっているか、製品ごとに人の目で厳密に品質を検査します。

梱包・出荷|安全に搬送できるように製品を丁寧に梱包した後、ストックヤードで保管します。お客様からのご注文に合わせて随時出荷作業を行います。